IT導入補助金と省力化投資補助金の違い2025徹底比較|PC・AI導入はどちらが有利?

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IT導入補助金と省力化投資補助金の違い2025徹底比較|PC・AI導入はどちらが有利?

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2025年版「IT導入補助金」と「中小企業省力化投資補助金」は、PC 10万円×補助率1/2を狙うミニマム投資派と、最大1億円×省人化ロボで一気に生産性を跳ね上げたいハイインパクト投資派でくっきり棲み分けが進みました。本稿は「PC購入・AI導入」の2大検索意図を横串で解決すべく、両制度を6項目で比較し、併用可否をフローチャートで可視化。要件・補助率・採択率・スケジュールを一気に把握し、2025年度後半の最適申請ルートを最短距離で選択できます。

制度概要を6項目で瞬間比較

各制度の公式公募要領(中小企業庁・独法中小機構、2025年6〜7月改訂版)を基に整理しました。太字は検索意図と直接リンクする比較軸です。

比較軸IT導入補助金2025(インボイス対応類型中心)省力化投資補助金〈一般型〉
1. 目的業務デジタル化・インボイス対応・DX基盤整備現場工程の省人化・自動化による生産性向上
2. 補助対象経費ソフト/クラウド2年分+導入費 +PC・タブレット等(※ITツールとセット必須)ロボ・AIカメラ・AGV・協働ロボ+SaaS連携※カタログ注文型は登録製品のみ
3. 補助率ソフト:3/4(小規模4/5)ハード:1/2中小:1/2(1500万円超1/3)小規模:2/3(1500万円超1/3)
4. 補助上限額ソフト50〜350万円PC総額上限10万円従業員規模別750万〜8000万円賃上げ特例で最大1億円
5. 加点・必須要件IT導入支援事業者との共同申請/最低賃金+50円成長加速マッチング登録で加点賃上げ計画書(+45円等)/省力化指数・付加価値額を数値化
6. 採択率(24〜25年)通常枠50.7%・インボイス枠57.6%(1次速報)第1回68.5%(1,240/1,809)

PC購入なら IT導入補助金 が最短ルート

1台でも「10万円×1/2」をどう最大化するか

  • 補助枠は事業者単位で10万円が上限。高価なGPU搭載PCも10万円超過分は自己負担。
  • PC単体購入は認められず、会計・受発注・決済いずれかを含むITツールと“セット見積”が必須。
  • 中古・リース・交付決定前購入は対象外。

必勝3ステップ

  1. IT導入支援事業者を検索(公募サイト>支援事業者一覧)
  2. ツール登録済みのクラウド会計 or 受発注SaaSを選択し、PC見積を同一事業者に依頼
  3. 交付申請書で「最低賃金+50円」「営業利益+3%」の数値目標を入力(加点確保)

ポイント: GPUワークステーションなど高額ハードは上限10万円を超えるため、後述の省力化投資補助金で「AI推論装置」として申請する方が妥当です。

AI・ロボ導入なら 省力化投資補助金 が本命

1億円まで狙える“省人化ROI”の論理構成

  • 省力化指数=人時削減量÷投資額 を示すのが審査の核心。
  • 付加価値向上額(売上−外注費−材料費)も3年累計で数値化。
  • 「カタログ注文型」は国が効果を認めた登録製品を選ぶだけで交付決定まで1〜2か月

採択事例2選

投資テーマ投資額人時削減付加価値向上採択の決め手
画像検査AI+協働ロボ3,000万円−6,800h/年+1.2億円/3年省力化指数0.002以下/再投入利益を詳細試算
AGV+倉庫管理SaaS1,200万円−1,500h/年+2,400万円/3年倉庫拡張計画と連動しROI18か月

併用可否を一枚で判断 ― フローチャート


FAQ(よくある質問)

  1. IT導入補助金のPC上限10万円は1台ずつ?
    → いいえ、事業者全体のハード合計額です。10万円を超過した分は全額自己負担。
  2. 省力化投資補助金だけでクラウドAIサービス導入は可能?
    → 単体SaaSは対象外の例が多く、ロボ・カメラ等の設備と一体にする必要があります。
  3. 両補助金を同年度に申請しても減点されない?
    → 経費重複がなければ減点事例は公表されていません。事業計画と見積書を完全に分けることが条件です。
  4. 採択後の賃上げ未達成ペナルティは?
    → IT導入補助金は補助返還および次回減点、省力化投資補助金は補助率引上げ分返還のほか目的外使用と判断される場合があります。

まとめ

  • PC購入+クラウドSaaSなら「IT導入補助金」一択。補助率1/2・上限10万円だが申請フローが最短。
  • AIカメラ・協働ロボ・AGVなど高額ハードを含む省人化投資は「省力化投資補助金」が最適。上限1億円、採択率68.5%と高水準。
  • 両制度は同一経費の二重取りNGだが、事業・経費を切り分ければ併用可。
  • 採択の鍵は「省力化指数/付加価値額」の数値根拠と、IT導入枠の最低賃金+50円要件。

次にやるべきアクション

  1. gBizIDプライム/jGrantsアカウント申請を今週中に完了
  2. 導入したい投資を「ITツール+PC」「省人化設備」の2経費に仕分け
  3. IT導入支援事業者へ見積依頼し、7/18締切の1次公募に間に合わせる
  4. 省力化投資補助金カタログ注文型で類似案件を検索しROIシミュレーション
  5. 賃上げ計画と付加価値試算を3年分作成し、金融機関と資金計画を共有
  • この記事を書いた人

Kingsman

AI × マーケティング ストラテジスト/補助金活用アドバイザー

兵庫県神戸市を拠点に、

  • IT導入補助金やものづくり補助金を中心とした申請サポート(累計採択額1億円超)
  • AI活用講座やSEOメディア構築コンサルティング
  • 生成AI・RPA導入支援

など、最新テクノロジーと公的支援制度を融合させた事業支援を実施。

「企業の成長コストを最小化する」をミッションに、中小企業のデジタル化・売上拡大をサポートしています。

-AI導入, IT導入補助金, PC購入
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